道徳・感覚・地域資源教育
本園の教育目標は「教育基本法および学校教育法に基づき幼児を保育し、併せて清新なる仏教精神を基底とした環境のもとに、その心身を健全に発達せしめること」としています。
仏教母体とした道徳教育をはじめとし、豊かな環境、教育で感覚発達を促し、地域の方々や地域資源との触れ合いを大切にしています。
また、それらを通して入園より義務教育までへの道筋の立った保育を実践し、立派な卒園児として各小学校へ送り出しています。
道徳教育
五つのおやくそく
子どもたちは五つのお約束をもとに生活し、一日を振り返ります。
- 一、生きものをかわいがります。
- 一、お道具を大切にします。
- 一、友だちと仲良くします。
- 一、悪いことは、すぐやめます。
- 一、一日ひとつ、良いことをします。
礼拝(らいはい)

各教室での礼拝、毎週のホールでの礼拝などがありますが、あわただしい一日の中で「心落ち着かせるひとときを持つ」ことと、お誓いの言葉の中から公徳心がめざめることを狙いとしています。
おちかい
わたくしたちはみほとけさまのおしえをうやまいおとうさんやおかあさんの

いいつけをまもりこころのただしいよいこどもになることをおちかいいたします。
おそうじ
礼拝のあと、綺麗な音楽が流れる中、クラスのおともだちと協力してお掃除をします。身の回りを整頓し清潔に保つおそうじで、ものを大切にし、場と心を清め、日本人ならではの公衆衛生の感覚を養います。
座禅

年長組のお泊まり保育の際、お寺の本堂で行います。
本格的な雰囲気の中で、心を静かにし、自分をみつめる時間を味わいます。
感覚教育
本園は、園児1人あたりの面積や教諭の割り当てに大変恵まれており、身体をいっぱいに使って、ひとりひとりに目の届く保育を実践しています。
自由遊びの中から生まれる「その子の好きなこと」を教諭を中心に発展させ、楽しいことがいっぱいの時間を過ごします。また、一斉に同じ手順でならうことも大切です。季節の製作や行事では、みんなで一緒に作りあげます。
1日自由に遊ぶだけでも十分に五感への刺激がある教育資源、環境資源が整っていますが、より個々の個性や興味が育つように、専門講師を招き、年間を通したお教室もおこなっています。
地域資源
地域の方との触れ合いの中で、安心して社会と繋がれる心や郷土愛を育み、老若男女、心と心が繋がる体験を大切にしています。
花も実もある福島市の「もも」「りんご」を中心に、果樹を育てています。
収穫までの過程を観察し、収穫した実をみんなで味わいます。
園の近くには、桜の名所である「城山公園」があります。整備され、程よい標高です。地域を代表するこのお山で、自然の恩恵を存分に受けながら園外保育を行います。学年に合わせて登山にもチャレンジします。
義務教育へ向けて
- 幼稚園は学校教育法に準ずることを鑑み、入園から義務教育までへの道すじ立った保育を実践しています。
- 仏教母体の教えと広い園舎での感覚教育が合わさり「静と動」バランスのよい保育が実現しています。
- 小学校へ入学してからの様子に対して、卒園児の保護者や地域の方々から、ご評価頂くことが多い幼稚園です。
- 小学校へいっても輝く子であるように、年長3学期にあるべき子どもの姿を目標とし、職員一同、一丸となって保育しています。「入学ギャップ」が取りざされるようになった近年ですので、更に幼小連携に力を入れていきます。